音読の効果はいつから?

音読の効果はいつから確認できるのか?といったご相談を受けることがありますけど、個人差や目的が人それぞれなので、はっきりとした基準はありません。


確実に言えることは、1日サボれば1日遅れるということです。

中学生が次の期末テストでいい点を取りたいというのが目的なら、2週間毎日まじめに音読をすれば、必ず効果があります。なぜなら、テストに出る範囲はあらかじめ分かっているので、その部分にだけ集中すればいいからです。

ところが、洋画を字幕なしで観たいというのが目的なら、その人の今のレベルにもよりますが、2週間ではまず無理でしょう。中学レベルの英文法は確実に答えられるのなら英単語に集中するべきだし、英文法に自信がないのなら英文法と(できれば英単語も同時に)学習する必要があります。

英語の音読というのは、英文を丸暗記するのが目的ではありません。英語の発音やリズムを体に覚えさせるものだと、わたしは考えています。

その結果、テスト問題を見ると、品詞を覚えるともなしに覚えてしまっているので、ここの前置詞はこれしかありえないとか、間違った英文をみると何となく違和感を感じるといったことが自然と分かってきます。

私の経験では、「ぜったい音読」を使って、1日1~2時間を6ヶ月も続けると、リスニング力が向上してきました。

  1. 話が予測できる
  2. 知らない単語があっても話している内容が分かる

1は、海外ドラマを観ていると、「あっ、やっぱり英語ではこの表現を使うんだ」というのが瞬間的に分かる。
2は、少しくらい英単語が聞き取れなくても苦にならないで内容が理解できる

スポンサーリンク

といったところでしょうか。

例えば日本語なら、口の中に食べ物が入ったままで「モゴモゴ」喋られても、何を話しているのかは分かると思います。こんな状態が英語で起きるということです。これが、その言語のリズムではないかと考えています。

英会話初心者の人に音読をすすめているのは、英会話がペラペラになるためではなく、英語の感覚・リズムを身に付けていただくためです。英文法や英単語の学習と平行して音読を続けることで、この感覚が身に付くにつれ、英語が理解できる楽しみが増えてきて思わずニタニタしてしまう訳です。

同時通訳者のような英語上級者になると、シャドーイングの訓練が欠かせないものだそうです。これは音読の延長で、目からの情報ではなく耳からの情報処理を優先させているからだと思います。

英語の音読をするにも、ダラダラやっていては効果は期待できません。何のために英語の勉強をしているのか目的意識をはっきりさせ、感情を込めてできるだけ大きな声で音読するほうが、早く英語を理解できるようになります。

わたしはスペイン語の勉強もしていますが、やはり音読は欠かせません。音読を2~3日サボると、今までスラスラ読めていた文章が読めなくなってしまいます。どこで区切ってどこにアクセントを置くのかが身についていない、初心者の段階だからでしょう。

スペイン語と英語は文法が違うので、文法の知識も一から学習することになりますし、ヨーロッパの言語は動詞の活用が英語以上に複雑なので暗記するのも大変です。

しかし、テキストの音読を続けていれば、スペイン語のリズムが身についてきます。やはり、音読はすべての言語に欠かせない方法だとあらためて感じています。

効果的な音読の3ステップについてはこちらで解説しています。

スポンサーリンク

人気コンテンツ
音読が始めての人でもできる効果的な方法