音読は本だけじゃない

英語の音読と聞くと本を読むイメージが強いのですが、音読の方法はそれだけではありません。

洋画のDVDも、立派な音読の教材になります。

最近のDVDは字幕の設定を変えられることが多いので、プレーヤーを操作することで英語字幕を表示させることができます。

字幕は、Subtitleです。

音声と字幕を英語にすることで、立派な音読教材が出来上がります。

ただ英語を聞いても読んでも意味が分からない状態であれば効果はないので、最低限おおよその意味は理解しておく必要があります。

映画開始10分くらいがちょうどいい量だと思いますので、英語のリスニングと日本語訳を確認して、どの場面では何を話しているかを理解しておきます。

何度か観なおしてちゃんと理解しておかないと、英語字幕に切り替えた途端にチンプンカンプンという状態になりますから、何度も観てしっかりと覚えておきましょう。

次は音声も字幕も英語に切り替えて、同じ場面を観ます。

字幕を目で追って、意味が理解できていれば合格です。この段階では音読する必要はありません。

意味が分かった時点で、1フレーズずつ一時停止をしながら、リスニング・字幕の音読をしていきます。

ゆっくり進むストーリーであれば付いていきやすいので、早口の洋画を選んでしまうと苦労するかも知れません。

自分の好きなジャンルのDVDでもいいのですが、できれば自分の理解度に合った洋画を選んだほうが続けやすいと思います。

超字幕シリーズはレベルに合った洋画が用意されているので、この中から選んでみるのも一つの方法です。

パソコンで観るタイプのものなので、英語字幕と日本語字幕を同時に表示させることもできます。

音読の効果は簡単に確認できる

いろいろなサイトや書籍で音読の効果が紹介されていますが、もう一つ踏み切れないという方に、音読の効果を簡単に確認する方法をお伝えします。

それは、英語ではなく日本語の音読をしてみることです。

音読の教材は、落語です。どうして落語かと言うと

  • 歴史が古く完成された話である
  • お話を確実に伝えるため話し手の音が聞き取りやすい
  • お話の内容が面白いので長続きする
  • 感情表現が豊かである

東と西の方言はアクセントやリズムが違いますから、東日本の人であれば上方落語を、西日本の方であれば東京落語を選ぶとよいと思います。普通に使う言葉とは違う言語を話すということですね。

どの噺家さんがいいかは好みの分かれるところですから、好きに選んでも良いと思いますが、なるべく滑舌(かつぜつ)がよく個性が強すぎず十分に噺がこなれている噺家さんを選んでください。

個人的には、東京落語では「ためしてガッテン」でお馴染みの『立川 志の輔』師匠、上方落語では人間国宝の『桂 米朝』がおすすめです。

音源は、YouTube などで噺家さんの名前で検索すればたくさん見つかりますから、面白そうなものを選んでください。著作権が不明確なものをダウンロードすることは違法ですから気をつけてください。

噺家さんになるわけではないので、全部を覚える必要はありません。3~5分程度でいいでしょう。何回か聴いているうちに内容は覚えるでしょうが、必要ならお話を紙に書き出しておきます。

アクセントやリズム、息継ぎのタイミングなどを覚えたら、口に出して話してみます。頭で考えていた以上に、聴いた通りには話せないのではないでしょうか。

しかし、何度も口に出して話しているうちに段々と近づいてくるのが分かると思います。シャドーイングをしてみるのもいいでしょう。

同じ日本語であっても、聞き流すだけでは話すことはできません。まして英語を話すとなると、日本語以上に口に出す回数を増やさないと、モデルと同じようには話せません。

これは英語中級者の話ですが、クリントン元アメリカ大統領のスピーチを音読の教材に使ったところ、アメリカ人からクリントンにそっくりだと好評だったそうです。それくらい音読というのは効果があるものです。

英会話を学習するのに音読が適していることを、簡単に確認できる方法です。一度試してみてはいかがでしょうか。

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