音読は塊を意識する

英文の音読をするときに一番注意したいのが、音節を意識するということです。 Read the rest of this entry »

音読の効果が感じられない

音読を続けていても全然効果を感じないときは、やり方が間違っていることがあります。 Read the rest of this entry »

音読に英文法は必要なのか

英語を体感的に吸収するために、音読は最適な学習方法です。しかし、音読だけでは、やがて行き詰ってしまいます。 Read the rest of this entry »

音読してるフリでもいい

英語の音読するフリをしてみたら

英語の音読は長続きしない人が多いのは確かだと思いますが、反面数ヶ月も続けた人はその効果に驚いているものです。

なかなか効果が実感できないと感じる英語の音読ですが、続けていると必ず効果を実感できるものです。

では、音読の効果を信じられない人はどうしたらいいのかというと、『英語の音読をしているフリ』をするということです。

語学はスポーツだ!とおっしゃった方がいらっしゃったように、机に向かって本を読んだり英語を聞き流しているだけでは英語を話せるようになりません。

ウソでもいいから英語を声に出す。この小さな繰り返しが、英語を話せるようになる秘訣です。

音読は大きな声でしたほうが効果が大きいのですが、電車の中など大きな声が出せない場所では小さな声でつぶやくだけでも効果はあると思います。

球技なら野球・テニス・卓球・バスケットボールなど、その他の武術なら剣道・柔道・空手・ボクシングなど、すべて基本となる『型』を繰り返し毎日練習しています。

はじめから正しいフォームで出来るはずがありませんが、フリをしているだけで不思議とそれらしいフォームになってくるものです。

英語のフォームとは、発音とリズムです。正しい発音とリズムの音声を聞いて、つぶやきでもいいから声を出してみる。

この小さな繰り返しを毎日繰り返していれば、自然と英語が口から出てくるし突然英語で話しかけられても聞き取れるようになります。

自分が話せる英語は、絶対に聞き取れるんですから。

音読の効果はいつから?

音読の効果はいつから確認できるのか?といったご相談を受けることがありますけど、個人差や目的が人それぞれなので、はっきりとした基準はありません。


確実に言えることは、1日サボれば1日遅れるということです。

中学生が次の期末テストでいい点を取りたいというのが目的なら、2週間毎日まじめに音読をすれば、必ず効果があります。なぜなら、テストに出る範囲はあらかじめ分かっているので、その部分にだけ集中すればいいからです。

ところが、洋画を字幕なしで観たいというのが目的なら、その人の今のレベルにもよりますが、2週間ではまず無理でしょう。中学レベルの英文法は確実に答えられるのなら英単語に集中するべきだし、英文法に自信がないのなら英文法と(できれば英単語も同時に)学習する必要があります。

英語の音読というのは、英文を丸暗記するのが目的ではありません。英語の発音やリズムを体に覚えさせるものだと、わたしは考えています。

その結果、テスト問題を見ると、品詞を覚えるともなしに覚えてしまっているので、ここの前置詞はこれしかありえないとか、間違った英文をみると何となく違和感を感じるといったことが自然と分かってきます。

私の経験では、「ぜったい音読」を使って、1日1~2時間を6ヶ月も続けると、リスニング力が向上してきました。

  1. 話が予測できる
  2. 知らない単語があっても話している内容が分かる

1は、海外ドラマを観ていると、「あっ、やっぱり英語ではこの表現を使うんだ」というのが瞬間的に分かる。
2は、少しくらい英単語が聞き取れなくても苦にならないで内容が理解できる

といったところでしょうか。

例えば日本語なら、口の中に食べ物が入ったままで「モゴモゴ」喋られても、何を話しているのかは分かると思います。こんな状態が英語で起きるということです。これが、その言語のリズムではないかと考えています。

英会話初心者の人に音読をすすめているのは、英会話がペラペラになるためではなく、英語の感覚・リズムを身に付けていただくためです。英文法や英単語の学習と平行して音読を続けることで、この感覚が身に付くにつれ、英語が理解できる楽しみが増えてきて思わずニタニタしてしまう訳です。

同時通訳者のような英語上級者になると、シャドーイングの訓練が欠かせないものだそうです。これは音読の延長で、目からの情報ではなく耳からの情報処理を優先させているからだと思います。

英語の音読をするにも、ダラダラやっていては効果は期待できません。何のために英語の勉強をしているのか目的意識をはっきりさせ、感情を込めてできるだけ大きな声で音読するほうが、早く英語を理解できるようになります。

わたしはスペイン語の勉強もしていますが、やはり音読は欠かせません。音読を2~3日サボると、今までスラスラ読めていた文章が読めなくなってしまいます。どこで区切ってどこにアクセントを置くのかが身についていない、初心者の段階だからでしょう。

スペイン語と英語は文法が違うので、文法の知識も一から学習することになりますし、ヨーロッパの言語は動詞の活用が英語以上に複雑なので暗記するのも大変です。

しかし、テキストの音読を続けていれば、スペイン語のリズムが身についてきます。やはり、音読はすべての言語に欠かせない方法だとあらためて感じています。

効果的な音読の3ステップについてはこちらで解説しています。

英語が速く読める

音読を続けていると、英語が速く読めるようになってきます。

音読は紙に書かれた英語を口に出して読んで行くわけですが、音読を始めたころは単語を一つずつ追いかけながら読んでいると思います。

今まで、単語を口に出して読む練習をしている時間が短かったから当たり前のことです。

ところが、音読にかかる時間を計っていれば分かりますが、徐々に読むスピードが速くなってくるのを実感できるようになります。

これは、目から入ってきた英単語を脳が認識して、口に伝えるまでの時間が短くなったからです。

速読の訓練をしてきた人とか、球技などのスポーツで動体視力が広い方は、一度にいくつもの英単語が目に入ってくるでしょうが、ほとんどの方は一つずつ単語を追いかけていると思います。

黙読をするにしても、一つずつ頭の中で声をだしながら英語を読んでいるのではないでしょうか。

一つの単語を読んだら、次の単語に目を移していく。この作業の繰り返しだと思います。

長い英単語が目に入ったら大変、並んでいるアルファベットに一つずつ目を通してから発音を思い出して声に出しているはずです。

音読を一ヶ月も続けていると、単語の長さにかかわらず2~3個の英単語が一度に目に入ってくるようになるので、目に入った単語を声に出して読んでいるときは、次の単語に意識が向かっているはずです。

絵本でひらがなを読む子供も、同じ成長をしています。一文字ずつ声を出しながら、「む~、か~、し~」と読んでいるので初めは時間がかかりますが、何度も読んでいるうちに段々と速くなっていきます。

英語の音読も、これと同じ過程で読むスピードが速くなるのではないでしょうか。

音読では声に出して読むため、読むスピードには限界がありますが、黙読では英単語がイメージとして理解できるようになるので、長い単語でも一瞬で意味が分かるようになります。

いわゆる、流し読みとかナナメ読みと呼ばれているものですが、私はコンピューター関連の英語を読む機会が多かったので、最初はブツブツと声に出しながら読んでいました。声に出さないと、英単語を覚えられなかったからです。

ところが、いつの間にかサッと全体に目を通すだけで、どこに重要なことが書かれているのかが分かるようになっていました。

音読を続けていれば、英語を読むことも速くなります。

英語のまま理解できる

ある意味、これが英語を音読する一番の効果だと思います。

音読を繰り替えしていると、単語を前に戻りながら訳すといったことがなくなります。
つまり英語を英語のまま、イメージとして理解することができるようになります。

これは話すときも同様で、頭でイメージしたことが、日本語を介さずに英語が
頭に浮かぶようになります。

音読の訓練は、日常英会話のフレーズ集を丸暗記することではありません。
ある程度の長さがある英語の文章を丸暗記するのが本当の音読です。

自分が100%理解できる文章を10分で読める量から始めて、
最終的に1時間くらいで読める量(ペーパーバック一冊分)まで進みます。

音読を始めたばかりときは口が上手に動かず口の筋肉が痛くなってきますが、
スラスラと読めるようになったころには、いわゆる英語脳ができあがり、
新しい知識も入りやすくなっているはずです。

音読できるスピードの英語は聞き取れる

音読するときに時間を測定すれば、どれだけ英語がスラスラと口から出てくるかが
分かります。

英語を読む時間が早くなったのは、英語を英語のまま理解できていることですから、
リスニングもスピーキングも上達していることになります。

自分が英会話で話せるスピードの会話は聞き取ることもできます、
反対に自分が話せないスピードの会話は早いと感じてしまって
聞き取ることはできません。

自分が聞き取れないスピードの英語は、
自分が考えながら話すスピードがだということです。

単語力が少ないため聞き取れないのは英会話初心者に共通している点ですが、
スピードについていければ、あとは単語力を鍛えるだけでリスニングは向上します。

英会話は音読だけでいいのか

音読だけで本当に英会話をマスターできるのかというと、残念ながらこれは無理です。
音読は英会話の能力を向上させる、一つのツールに過ぎません。

ある機関が中学生を対象に音読の効果を測定してところ、テストの平均点は70点程度で、
語学のセンスがある人でも85点程度が限度だそうです。

語学の基本・基礎は文法なので、ここがしっかりしていないと一定レベルでストップしてしまいます。

英文法には苦手意識を持っている人が多いと思いますが、どうして重要なのかを少し説明してみます。

英語ならではの語順がある

I bought a new dress. は「私は新しいドレスを買った。」と訳せますね。

ここで、「ドレス」と「買った」の位置を見比べると、英語と日本語では逆になっているのが分かります。簡単な例文ですが、これが英語と日本語の決定的な違いですね。

どうして「ドレス」が先に来るのかは、英語の文型を知っている必要があります。文型を学習しようとすると品詞(名詞、動詞など)の知識が必要だったりと、文法を学習するにも順序があります。

次に、名詞に形容(動)詞が二つ以上つく文で考えてみましょう。

『新しい小さなボール』『小さな新しいボール』、日本語ならどちらの表現でも通用しますが、英語で名詞を修飾する形容詞の順番は決まっています。

small new ball 英語では、”small” と “new” なら、必ず small が先になります。

このように基本的な英文法の知識は必要ですが・・・

名詞につく形容(動)詞の種類は、序数、数量など全部で12ありますが、すべての順序とそれぞれの英単語を暗記するのは困難ですし、英会話でとっさに出てこなければ、会話が進まなくなります。

数多くの英文を音読することで、感覚的に身につけるしかない部分もでてきます。

英会話をマスターするには、音読と英文法の知識は両方欠かせないものだといえるでしょう。

英文法を学習するにも順序があります。最低限知っておく部分を押さえておけば、次のステップへもスンナリと進めます。まず、初級の英文法を学習する方法については、英文法編で紹介します。

英文法がマスターできる

正しい英文を数多く読むことは、正しい英文法を学べることになります。

子どものころに『桃太郎』など多くの絵本を声に出して読んだように、言葉を覚えるのに音読をするのが効果的なのは分かると思います。

声に出して読むことで自然と基本的な英文法が身につき、文法に合わない英文章には違和感を覚えるはずです。『昔々、お爺さんを芝刈りで山に行きました』と聞くと、文法的に正しく説明できなくても、「おかしな日本語だ」と感じるはずです。

英語も同じで、数多くの英文を音読することで、効率的に英語の感覚を身につけることができます。数多くといっても意味の分からない英語を音読しても効果はありませんから、自分のレベルにあった教材から始めて、徐々にレベルアップしていく必要があります。

音読の学習方法でひとつ問題があるとすれば、今までに習ってきた英語の知識です。間違って覚えてしまった知識や先入観が、正しい英語を正しいと認めにくいこともあります。

これについては、『音読だけで英語がマスターできるのか』で説明したいと思います。

英語のリズムがマスターできる

洋画や海外ドラマを観ていたら、意味は分からなくても「英語を話しているな」ということは分かりますよね。カンフー映画なら中国語を話しているな、といったように、どの国の言葉にも独特のリズムがあります。

このリズムを身につけるには、何度も口に出すしか方法がありません。

英語を聞き流していたら、いつの間にかペラペラとネイティブ並みに話せるようになった人は、一人もいません。

話す練習をしていないのに、どうして?いつから?上手に話せるようになるのでしょうか。

英語のCDや英会話のCDを持っている人は、テキストを見ながら自分の声を録音して、CDの音声と聞き比べてみてください。

英単語の発音や、全体の抑揚がCDとはまるで違うことに驚くはずです。

一般的に日本人の話す英語は海外の人には通じにくいといわれています。

逆にヨーロッパ圏や東南アジアの人が話す英語は、日本人には聞き取りにくいのに、ネイティブの人には聞き取りやすいそうです。

これは単純にリズムの問題だと私は考えています。どこで区切るのか、どこまで続けて話すのか、といったリズムが日本語は独特なのだと思います。

これは、英会話初心者の人であれば、英語力が同じ位の人と英語で話してみれば分かります。多分、相手の言っていることは理解できるでしょうし、自分の話す英語も相手に伝わるはずです。

でも、小さな子どもが話す英語や子ども向けのアニメは、聞き取ることもできないでしょう。

これは単語力というより、英語のリズムが身についていないので、脳が違和感を感じて理解しようとしないだけだと思います。

英語のリズムが身につけば、重要な英単語も自然と聞き取れるようになります。

この英語のリズムを身につけるにも、音読は最適です。